旅行記

マニアックなタイのガイドブック(?)『週末ちょっとディープなタイ旅』を読んでみた

東南アジアの中でも人気の旅行先、タイ
行ったことあるよという人は多いのではないでしょうか?

多くのツアー旅行が企画され、ガイドブックには観光スポットが細かに紹介されています。
そんなメジャーなタイですが、有名になると人とは違うところを見つけたくなるのはボクだけでしょうか?

週末ちょっとディープなタイ旅』は私たちがガイドブックやテレビでよく目にするタイとは違った、タイの裏側を伝えています。
この本を読むとより自由にタイ旅行を楽しめるようになるかも?

そんな感じで今回はタイ旅行の変わった一面を紹介する一冊、『週末ちょっとディープなタイ旅』の紹介と読書感想をお伝えします。

今回紹介する本はこちらです。

 

読んだらタイ通になれる!?ディープな内容

タイ旅行の情報が載ってるガイドブックのようなタイトルですがその中身は旅行で役立つ実用的な情報よりもタイの文化や習俗についてがほとんど。タイについての雑学だったり、文化とか社会の背景や変遷みたいな内容が中心です。

読んだら旅行に役立つかと聞かれたらうーんって感じですけど間違いなくタイに詳しくなれる。そんな本です。

例えば、タイ料理にまつわる話ではボクだちが食べているタイ料理のほとんどが実はタイ中華料理というものだと教えてくれます。

「タイ中華って何?」とか「タイ料理に種類があるの?」みたいに疑問がどんどん湧いてくる人はこの本を楽しく読み進められます。

トムヤムクンはタイ料理?タイ中華?どっちでしょう?

 

他にも軍事政権についての話では賄賂や癒着、ルールのいい加減さといった、タイらしい(?)社会のグレーゾーンがなくなりつつある現状を紹介しています。

ビザの厳格化や屋台街・歓楽街の減少など、タイ人だけでなくタイに訪れる外国人にも影響する内容がとりあげられており、旅行なり仕事なりでタイと関わりのある人にとってこの章の話は知っておいて損がない話です。
アフィリエイトなどで旅をしながら稼ぐ人、大人な夜遊びが好きでタイによく行く人は必見です。この本から今後のタイ社会の変化の傾向を予測できるかもしれませんよ。

日本人に人気のタニヤも大人なお店が減っているとか

 

“ナオ”
“ナオ”

タイがルールに厳しいお固い国になるのは嫌だなと読みながら勝手にタイの行く末を案じてしまいました。

タイの観光情報だけやたら詳しい人は多いですけど、この本を読めばそんな自称タイ通な人たちから頭一つ抜け出したタイ通になれます。ぜひこの本を読んで観光客の知らないタイの裏側にも触れてみてください。

体験で語られるタイのあれこれ。だから説得力がすごい!

マニアックでディープな内容を書く著者、下川裕治さんは「はじめてバンコクでタイ料理を口にしてから40年近くになる」という記述があるようにタイでの生活、旅行歴がとんでもなく長い旅人です。
そんなタイ経験豊富な著者だからこそ書ける時代とともに移り変わるタイの様子はガイドブックや雑誌では見かけることがないものばかりです。

中でも面白いのがタイ国鉄の遅れの理由に迫るお話。
タイの全鉄道路線を走破するために鉄道に乗りまくるうちにタイ国鉄がいつも遅れる原因についてのある説を考えるようになります。
(というかまず走破しようなんて旅するあたりがすごいです。)

“ナオ”
“ナオ”

タイの鉄道がいつも遅れてるのは旅行者あるあるですよね。

著者が考えた遅れの理由。(ネタバレですみません。)
それは、タイでは日本と違い鉄道を乗り継ぐという概念がないというもの。

そんなこと?と思いそうですが全く気にもしなかった理由ですよね。
たしかに、今までの自分のタイ旅行を振り返ってみると、確かに発券される切符は目的地まで1本で行けるもので、1日に数本しか走ってないような列車ばかりだったことに気づきました。

この仮説を鉄道に乗りまくるだけでなく、タイ国鉄の職員や日本に留学しているタイ人学生との話から導くあたりがさすが著者だなと思わされました。

この鉄道の話はもちろん、料理は自分で食べてみて、バイタクやロットゥーなど乗り物は自分が乗ってみてと、収録されている話のほとんどが著者自ら体験したものです。きっとこんなタイのことを雑多に調べたりする人はいないんじゃないかなと思っちゃいました。

料理や交通、政治などジャンルの違うタイのあれこれを自らの体験を通して伝えることができるのはタイ歴の長い著者ならではだなと頭が下がる思いでいっぱいです。

体験に裏打ちされた著者の話は説得力があり安心して読むことができますよ。

まとめ

最後まで読んでくださってありがとうございました。

海外旅行するけど、渡航先の国について調べるのは観光情報くらいです。それ以上にその国について調べるのは興味がないとしませんよね。

この本を読んでいると著者の下川さんはタイがめっちゃ好きなんだろうなと思わずにいられません。それくらい濃いタイ情報が集められています。

普段なら知り得ないタイを知ることができる1冊。タイが好きな人はぜひ読んでみてください。きっとあなたの知らないタイに出会えますよ。

今回紹介した本はこちらです。