旅行記

チャリで世界一周の旅行記!『行かずに死ねるか!』を読んでみた

世界一周
いつかはしてみたいなと思う人は多いのではないでしょうか。

船旅やバックパッカーなど世界一周の仕方にも色々なタイプがありますが今回紹介する『行かずに死ねるか!―世界9万5000km自転車ひとり旅』は自転車で世界一周した旅を綴った一冊です。

ボクもインド旅行中に自転車で旅する人と同じ宿で出会ったことがあり、その時は「海外を自転車で旅するなんて、この人すごい!」と尊敬のような思いを持ったのを覚えています。
自転車で海外旅行だなんて大変そうだし危なそうなイメージがありますよね。

今回は自転車旅のリアルを伝える、『行かずに死ねるか!―世界9万5000km自転車ひとり旅』を読んだ感想をお伝えします。

今回紹介する本はこちらです

 

スカッと爽快!爽やかな余韻が残るチャリの旅

この本を読んで感じた印象は、
なんて爽快な旅行記なんだというもの。
旅の様子はもちろん、冒頭で語られる旅を決めた様子は爽快というより痛快です。

自転車世界一周の夢を諦めきれなかった著者は、「大企業に勤めるサラリーマン」という安定した人生よりエキサイティングな人生を選択。
その選択には、後悔しないほうを選ぶという著者の基準がありました。
後悔しないよう自分のやりたいことに全力で挑戦する著者はイキイキとしていて、その姿が羨ましくて自分を重ねて読み進めていました。

ガムシャラにチャリを漕いで旅を進める泥臭くも力強い自転車旅の様子からは達成感や清々しさが伝わってきます。

良いことばかりでなく辛く悲しい出来事もある旅ですが全力で夢中になって取り組んだこの旅はすごく充実していて、読書後は満足感とすっきりした気持ちでいっぱいでした。

またユーコン河の雄大な自然やアフリカを走りながら見た野生動物など、地域によって様々な顔を見せる大自然の様子は心洗われるような気分にしてくれます。
決して自分で見たわけではないのに著者の体験を読んでいるとその様子がはっきりとイメージできます。

“ナオ”
“ナオ”

気持ちも風景もしっかり伝わる文章はすごく読みやすくて内容にどんどん引き込まれますよ。

そして旅の中での旅行者たちとの出会いや別れは青春そのもの。
それぞれ広い地球を旅している旅行者たちが何度も再開したりするのは感動を通り越してまたかと笑いたくなっちゃいます。
自分のペースで走れるからとひとり旅しがちなチャリダーたちが一緒に走りながら友情を深めていく様子は、新学期に新しい友だちができた時のようなドキドキわくわくした気持ちを思い起こさせてくれます。
旅行者たちと自転車チームを組んでアフリカの南、喜望峰を目指した旅は個人的にはそれだけで本書いたり映画撮って欲しい話です。
仲間と一緒に目的地に向かって苦楽を共にする若者たちの様子にグッときます。爽やかな気持ちになれますよ。

 

旅と自然、そして仲間たちとの友情。
著者が決断した旅のスケールの大きさにスカッとすること間違いなしです。

自分の目で直接見ることに意味があると教えてくれる

南米を旅する途中で登場するマチュピチュ観光のシーン。
山の上に佇む壮大な姿をイメージする著者でしたが現地を訪れてみるとこじんまりとした小さな遺跡があるのみでガッカリした様子が描かれています。

一部を切り取る撮り方だと、伝わる印象も変わってきますね。

 

この、マチュピチュを自分の目で見た時に記憶に刷り込まれた映像と比較して落胆したというエピソードはすごく大切なことを教えてくれます。

それは、
世にあふれる情報に感受性は毒されていて、無垢な感動を保つためにはそれなりの努力が必要
ということ。

画像や映像で世界中の景勝地や観光地を見ることができる今日では意識してなくてもその景色が目に入ってきます。

その画像なり映像は色鮮やかに加工さてることがほとんどでその場所に対するイメージはどんどん過剰なものになってしまいがちに。

“ナオ”
“ナオ”

旅行中に事前情報ですごい観光地だと過剰に期待して実際に見ると見事に期待が裏切られた経験は確かにあります。

歪曲した情報で溢れた世の中では自分で情報を取捨選択しないといけないということを伝えてくれました。

旅行前は意図的に旅行先の画像や風景を見ないようにしてみるのもいいですよ。きっとナマで見たときにより感動できるはずです。
著者のように自分の足で赴いて自分の目で見ることを大切にしましょう!

まとめ

最後まで読んでくださってありがとうございました。

自転車で世界一周の旅、行かずに死ねるか!の読書感想をお伝えしました。

ボクは作品の中で語られる、
実際に足を運んで自分の目で見ないとそれは自分にとって永遠に未知のものという考えが好きです。

まだまだ行ったことのない、見たことない未知のものはたくさんあって、自分もそれをひとつひとつ見て行きたいなとパワーをもらいました。
この本を読むとタイトルの通り、行かずに死ねるか!という気持ちになります。

読んだ後にスカッとする感覚が心地よい一冊です。ぜひ読んでみてください。

今回紹介した本はこちらです