旅行記

スピリチュアルな旅行本 『EARTH GYPSY -はじまりの物語-』 を読んでみた

突然ですがあなたは最近わくわくすることってありましたか?

仕事に学校、家庭生活とか、毎日代わり映えのしない日々を過ごしていると、なにもかもが退屈で自分の見てる世界がモノクロみたいな、色がなくなったように感じる。そんな感覚わかりますか?

そんなつまらない日々を変える方法の1つが旅行だと個人的に思ってます。
非日常の中でいつもドキドキワクワクして過ごす旅はすごく刺激的です。

ワクワクすることだけしたい、旅に出て自分の世界を変えたいと思う人は、今回お伝えする『EARTH GYPSY -はじまりの物語-』がもしかしたらハマるかも。

今回はスピリチュアルな旅を綴った本『EARTH GYPSY -はじまりの物語-』の紹介と読書感想をお伝えします。

今回紹介する本はこちらです。

 

『EARTHGYPSY -はじまりの物語-』ってどんな本?

ざっくりとあらすじを紹介すると、人生うまくいかない主人公が直感や前兆といった第六感を頼りにペルーへ旅立つって話です。

Amazonとかの内容紹介を読んでからこの本読んだんですけど、正直、違和感ありまくりでした。

Amazonの内容紹介を引用します。

【内容紹介】

人生がどうしてもうまくいかなくなったとき、あなたならどうする? 双子の姉妹が始めたのは、ある実験だった。それは子供の頃みたいに”ワクワクだけを信じて生きる”というもの。その日から、二人の人生が大きく動き出す。〝前兆″だけを頼りに進む旅。導かれるように辿り着いたペルーの小さな村で、最後に二人を待っていたものとは?――世界は輝いて人生もっと楽しかったはず。大切なことはもっとシンプルだったはず。忘れてしまっていた「本当の人生」を取り戻す、奇跡のストーリー。

この紹介文を読むと、

「ワクワクだけ信じて生きる実験を始めて旅立った双子姉妹。ペルーの小さな村で2人を待っていたものとは!?」

みたいな印象を受けませんか?
読解力の乏しいボクはそんな風な印象受けました。

双子姉妹で海外を旅する本なんだなと思って読み始めたんですけど、この本の内容は紹介文とぜんぜん違うんですよ。

まず、2人で旅してない。

旅立ったのは妹だけで、姉ちゃんまだ国内で仕事してます。ペルーの小さな村で2人を待っていたものなんてありません。

ペルーの小さな村も、「辿り着いた小さな村」って書かれてますけど、出発前に世話になるといいと紹介されたペルー人にその村のこと教えてもらってます。
その村はばっちり旅の目的地のひとつになってて、マチュピチュをはさんでペルーに来てからほぼ最速で訪れてます。

この本に書かれているのは、旅立つ前までの双子の妹についての自分語りとペルーの小さな村でのアヤワスカ体験です。それ以上でもそれ以下でもありません。

この本の紹介文だけ読むと全く違う内容に感じるので注意してください。

“ナオ”
“ナオ”

旅ものだと思って読むとがっかりするので、「若い女の子が自由な生き方を模索してスピリチュアルな体験をする話」くらいに思っておいたほうがいいかもしれませんね。

若い人ほど共感できる内容

「この本に書かれているのは、旅立つ前までの双子の妹についての自分語りとペルーの小さな村でのアヤワスカ体験」と書いたとおり、この本の読みどころは前半の旅立ち前までの妹の様子と後半のペルーでのアヤワスカ体験です。

若い人ほど共感できると書いたのは、前半の自分語りパートは若い人と重なる部分が多いのではと思ったからです。

やりたいこと・なりたいものが見つからず葛藤する妹の様子は、進学や就職など将来を考える若い人はきっと共感できるはず。
「とりあえず就職したけど、このままここでずっと働くのって(自分にとって)本当にいいのかな?」と思いながら働く人には突き刺さりますよ。

主人公の様子を読んでるだけでも、「自分はこのままでいいのか?」と思わされますが、本著の中にキーワードのように登場する、アンパンマンのオープニング曲の一節が更に読み手の心を揺さぶります。

なんのために生まれてなにをして生きるのか
こたえられないなんてそんなのはいやだ!

なにが君のしあわせなにをしてよろこぶ
わからないままおわるそんなのはいやだ!

アンパンマン、深いですね(笑)

“ナオ”
“ナオ”

自分のことを考えてみると、このまま終わるなんてイヤだって気持ちになります。
あなたはどうですか?

 

忙しかったり、退屈で腐ってる若者はこの本が行動するきっかけになり得ると思います。

ありがたいことにこの本、話し言葉と簡単な表現で書かれているので普段本を読まない人でもスラスラ読めちゃいます。
忙しい人は隙間時間に、退屈を持て余してる人は動画やゲームじゃなくてこの本を手にとってみてはいかがでしょうか?

スピリチュアルな感じは好き嫌い別れるかも

この作品は、主人公が感じるままに、前兆を信じて行動することで物事がうまく進んでいくというパターンで話が展開していきます。

よく言えば何かに導かれて、悪くいえばその場その場で流されていくわけですが、そんなストーリーの進み方は、うまくいき過ぎだろと思わずにいられなかったりします。

主人公の直感だったり前兆を信じるスタイルに共感できる人は問題なく内容にのめり込めますが、いまいち信じられない人は読み進める度に話の展開にストレスを感じるかも。

不思議な夢を見た場面やアヤワスカを体験した場面など、特別な体験をした時はタイダイ柄のようなデザインのカラーページで表されてるんですけど、単純に読みづらくてボクにはあいませんでした。

“ナオ”
“ナオ”

タイダイ柄で不思議な感じを演出する表現の仕方は、なんとなくイージーライダーのLSD使った時の様子を映像で表そうとしたのと被りました。

アヤワスカ体験も、すごく冷めた言い方すると、幻覚剤使ってトリップした時のことを書いてあるので支離滅裂というか、やったことある人にしかわからんみたいな内容で個人的にはあまりハマれませんでした。

ボクはスピリチュアルな体験とか儀式は、どんなものなのか興味があるんですけど、体験談になると途端に胡散臭いというか信じ難く感じちゃいます。

同じようなタイプの人はこの本を読むと、「何が言いたいんだ?」とスッキリしないモヤモヤした印象を受けるかもしれません。

まとめ

最後まで読んでくださってありがとうございました。

この本はハマる人とハマらない人、ハッキリするだろうなというのが率直な印象です。

昔流行ったケータイ小説みたいな文章はサクッと読めますが、物足りなさを感じます。

直感や前兆を信じる生き方とスピリチュアルな体験は信じ込めるピュアな人にはハマりますが、うさん臭く感じる人も多いと思います。

スピリチュアル系が大丈夫で、自分は何になりたいのか、本当にやりたいことは何なのか分からず悩む人は読んでみるとハマれますよ。

あと、売り出し文句の内容紹介文は本の内容を正確に伝えていないので問題ありだと強く思いました。
印象に残るような文章作りたいのはわかるけど、ミスリードして買わせても低評価になるだけだろうと。

購入を決める際はいろんなレビュー(特に低評価のもの)をよく見る必要があるなと改めて思わせてくれた一冊でした。

今回紹介した本はこちらです。